華姫
「おはよう」
『おはよ』
「おはよう~」
『おはよう』
学校に近づくにつれて、挨拶が多くなる。
皆私が総長だなんて知らないから、普通に話し掛けてくる。
まぁ、たまに……
「やぁ、君可愛いね、何年生?」
馬鹿な不良が話し掛けて来るけど。
……………………無視。
「ねぇ、シカト?何年生?」
『鬱陶しいですね貴方達誰ですか私の学年を知ったところで何か得をするんですか?』
キタ――――――――――――――!!!!!!
ノンブレス!
よく頑張った私っ!
噛まなかった、偉い♪
ごく僅かな殺気を出せば、不良は逃げていった。
ダッサ。