しゃぼん玉



アキくんが持って来てくれた毛布を被り、顔だけを毛布から出した。



「学校…行ってくれてえぇよ」


「一人にしとけないっしょ」


アキくんはそう言うと床に座った。


「ゆっくり寝るんだべ?」


「アキくんおったら寝れへんし…」


「じゃあ、俺、リビングでシバと遊んでくる!しんどくなったらすぐ言えよ?」


「…ありがとう」





なんでそこまで言うてくれるん?





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