黒き藥師と久遠の花【完】
せめて近くまで一緒に行ければ、と思った瞬間、ふとレオニードの頭の中に閃くものがあった。
「実は俺も買いたい物があるんだ。だから途中まで一緒に行って、お互いの用事が終わったら待ち合わせないか?」
「それならいいけれど……珍しいね。いつも食材も日用品も、ゾーヤさんに買ってきてもらってるのに。何が欲しいの?」
「……悪いが、今はまだ言えない。品物が手に入ったら教える」
みなもは首を傾げながら、不思議そうにこちらの顔を伺ってくる。
しかし、すぐ表情を和らげて「楽しみにしてるよ」と笑ってくれた。
「実は俺も買いたい物があるんだ。だから途中まで一緒に行って、お互いの用事が終わったら待ち合わせないか?」
「それならいいけれど……珍しいね。いつも食材も日用品も、ゾーヤさんに買ってきてもらってるのに。何が欲しいの?」
「……悪いが、今はまだ言えない。品物が手に入ったら教える」
みなもは首を傾げながら、不思議そうにこちらの顔を伺ってくる。
しかし、すぐ表情を和らげて「楽しみにしてるよ」と笑ってくれた。