こんなに好きなのにっ!!
【ユナ】



正直、帰りたい…。



現在悠ちゃんの友達、祥太郎先輩の家。



広くて大きな家でワイワイガヤガヤ。



家主の祥太郎先輩はソファーに座り、マイペース。



しーちゃんとマッピー先輩はずっと喋ってて、その輪に流星先輩が入ってる。



あたしはリオ君の隣に座ってるだけで、悠ちゃんの隣には琴里さんがベッタリ。



「先輩達ってバカっスね~」

「お前くらいだから、俺らにバカとか言うの」

「だって飲み過ぎっしょ~」



みんなお酒飲んでるけど…。



コレが普通なの?



やっぱり悠ちゃん、不良だ…。



「ユナも飲む?」

「あたしはっ…」



隣のリオ君に進められたジュースみたいなもの。



お酒なんて飲んだことないよ…。



でも断ったら気まずい雰囲気になっちゃうかな…。



「ユナ、飲むなよ」

「えっ?」

「目に見えてんだって、お前にアルコール入ったらどうなるかなんて」

「悠ちゃん…。リオ君、あたしお茶でいいから」


助け船は悠ちゃんだった。



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