こんなに好きなのにっ!!
いつまでも泣きやまないあたしに悠ちゃんはキスをした…。



『俺は好きだよ、ユナの小さいの!!』



あまりにも泣きやまないあたしに、悠ちゃんも必死だったんだと思う。



おかげで泣きやんだことを、今思い出した…。



「帰りてぇならフォローしてやるから」

「だい…じょうぶ…」

「ユナ?酒でも飲んだ?顔、赤い」

「飲んでないよ…」



相手は悠ちゃんなのに。



異常なくらいドキドキしてる…。



悠ちゃんはきっと酔ってるんだってわかってるもん…。



だけど…意味のわからないドキドキが止まらない…。



部屋に戻っても、誰もこっちを見なくて。



「どうだった?」

「大丈夫だったよ!!」

「よかったな!!でも帰れんの?この状況で…」



あたしが座ってた場所に祥太郎先輩が座ってて、リオ君にすごく絡んでいる。



帰らなくていい…。



正直、リオ君ちに行きたくない…。



「おーい琴里~?大丈夫か~?」

「悠都ぉぉぉ~!!」



悠ちゃんと琴里さんを見るのが…躊躇われる…。



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