こんなに好きなのにっ!!
軽くペシッと頭を叩かれて頭を押さえた。



「きたねぇよ!!」

「風君が噴いたんじゃん…」

「お前がおかしなこと言うからだろ!!焦った~…」



当たり前のように恋の話しなんかしたことがない。



悠ちゃんともしたことがなかったんだから当たり前だろうけど…。



「俺が知ってる限りでは悠都、彼女いるけど?」

「あたしも彼氏いるの…」

「だぁ~…」

「風君汚い…」

「お茶もまともに飲めねぇ話しすんな…。ユナに彼氏って…どんな物好きだよ」

「酷い…」



頭を抱えてしまった風君。



なんてバカな話だろうとは思ってる。



まともに恋なんかしたことないあたしがこんな話ししてるんだもん…。



「一応聞くけど…どっちから?」

「悠ちゃんに決まってるじゃん!!」

「だよなっ!!ユナにそんな根性ねぇもんな~…。でもなんで?」

「わからないから悩んでる…」



なんで風君にこんな話ししてるんだろう…。



他に話せる人がいなかったからなのかな…。




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