こんなに好きなのにっ!!
悠ちゃんは余裕なの?



あたしはドキドキが止まらなくて苦しいんだけど…。



「まだ付き合ったこと内緒にしとけばよかったな…」

「どう…して?」

「早く帰さなきゃなんねぇじゃ~ん…。冬休みになったらイチャイチャする…」



そうか、悠ちゃんは一応男としての責任とか、そういうのを考えてるのか。



なんだか嬉しいな…。



嬉しさ余ってギュゥッと抱きついた。



まだ帰りたくなくなったのに行く場所がない~…。



「ずっと気になってたんだけどさ…」

「うん?」

「ユナって倉市と…シた?」

「何を?」

「だから…その…」



悠ちゃんの顔が頭の上にあって表情が見えない。



悠ちゃんが言いたかったことに気がつき、プルプルと首を横に振った。



「そっか、そうかぁ~」

「嬉しそう…」

「嬉しいよ、ユナの初めては全部俺になればいいと思ってるし」

「あたしっ…できないっ!!」

「今すぐとって食うわけじゃねぇよ。ちゃんとわかってるから」



悠ちゃん…。



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