こんなに好きなのにっ!!
あたしは将来なんて全然考えてないや…。



何になりたいんだろう…。



「悠ちゃんって英語得意じゃなかった?」

「まぁ好きな程度。でも英語生かせる仕事はしたいかも」

「あたしって何の取り柄もな~い…」

「料理できんじゃん」

「あっ、そっか!!」



料理だけは得意だもんね!!



社会人になった悠ちゃんとか、絶対カッコイイよぉ~…。



今のバイト姿も見たいのにバーだし…。



やっぱり悠ちゃんってなんでもできちゃうのかな…。



「あっ!!ケチャップ買い忘れたっ…。ちょっと行ってくる!!」



ママがいなくなってすぐ、悠ちゃんに手を引かれて部屋に入った。



やっぱり部屋に来たかったんだね…。



「下心はねぇよ」

「本当?」

「キスしたら帰る」

「ん…」



あたしの部屋で悠ちゃんとキス…。



好きだなぁ、この優しい手…。



手っ!?



「悠ちゃんっ!!」

「はいはい、ちょっとふざけただけだろ~?」



服の中に進入してきたよ…。



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