こんなに好きなのにっ!!
ベッドに横になってずっとくっついてる。



お互いの家じゃふたりになるのも気が引けて、こんな雰囲気初めてかも…。



「お昼寝するから起こしてね?」

「ソレ、絶対俺も寝るって」

「いいよ、寝ちゃおう」

「ユナと昼寝なんてガキの時以来…」



抱きしめられて、悠ちゃんの心臓の音を聞いていた。



幸せな腕の中は本当に落ち着くから…。



本当にそのまま寝てしまった。



プルプルプルって…なんか聞こえる…。



モゾモゾと動いた悠ちゃんに目を開けるとどうやらベッドの上にある電話が鳴ってたらしい。



出る時間か…。



「延長で」



へっ!?



その言葉に目が覚めた。



延長って!?



「おはよ」

「帰んないの?」

「ん~、マジ寝た…。まだ帰りたくねぇ…」

「くすぐったいよぉ~」



悠ちゃんってキス魔?



こうやっていろんなとこにキスされたら…。



「チュー…」



したくなっちゃうから。



悠ちゃんが悪い。



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