こんなに好きなのにっ!!
さんざんキスした後に起きあがってソファーに移動。



冷蔵庫から飲み物を取り出してホッと一息…。



「帰りたくねぇな」

「でもお泊まりは…」

「ユナとどっか泊まったりしたら俺が母ちゃんにシバかれる」

「そうだね…」

「家、超近いのに…」



もどかしい。



離れたくない…。



それは悠ちゃんも同じ気持ちで。



またソファーでくっついた。



「ユナ、離れて」

「ヤダ…」

「トイレ」

「ん~…」



トイレに立った悠ちゃんは戻ってきてからソファーじゃなくベッドに座った。



離れた…。



「なんでそっち?」

「俺だって我慢してんじゃん?察してくれ」

「我慢…?」

「あんまりベタベタしてっと…襲っちゃいそうなんで」



そんなこと全然考えてなかった…。



悠ちゃんはあたしの意志を尊重してくれてる…。



ホント、優しい人…。



「大好き…」

「コラ、意味わかってねぇのかよ」

「わかってるもん…。甘やかしてくれるんでしょ?」

「ん~、ムリ」



このまま離れたくない…。



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