こんなに好きなのにっ!!
そんな感じで流星は毎日チョコを受け取り、やってきたバレンタイン当日。



朝にユナが起こしに来て、デカい箱をもらった。



「チョコケーキだよ!!」

「手作り?」

「うん!!でね、これが風君で、コレが悠ちゃんのパパ!!」



やっぱり風都にもやるんだ…。



義理だとわかっていても妬ける…。



しかも親父にまで!!



「はい、バレンタイン!!」

「マジ!?いいの!?」

「毎年あげてるから今年は違う感じにしてみたよ」

「手作り?」

「うん!!」



親父がやたら嬉しそうでイラッ…。



まぁ娘からもらうようなもんだろうからいいんですけど!!



「はい、風君!!」

「ん~、お返しねぇからな」

「毎年のことじゃん」



風都は相変わらずあっさりしてんな…。



受け取って即ダイニングテーブル行きだ…。



もっとありがたくもらえよ!!



「じゃあ行こうか!!」

「ん、行ってきます」



バイトだから甘~いバレンタインってわけでもなさそうだ…。



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