こんなに好きなのにっ!!
深い時はもの凄く狼さんの時。



今日は寂しい感じだ…。



だからキスした後はギュッと抱きつく。



隣に横になった悠ちゃんと手を繋いでるだけ。



幸せすぎて自分からくっついてしまう。



「ユナといると眠くなる。お前超いい…」

「あたしも眠くなっちゃう」

「ホワイトデーなに欲しい?最近なにげに金持ちだからおねだりしていいよ」



ん~…。



そう言われても思いつかない…。



欲しいものは特にない気がする…。



「悠ちゃんがいればなにもいらなぁい」

「俺はヤダね。なんか与えたい」

「甘やかしちゃダメなんだよ?ロクな子に育たない」

「ユナなら何でもいいんだ。なんでもしてやる」



キュン…。



胸が痛い…。



悠ちゃんが言ってることは本当だと思う。



きっとあたしがワガママを言えば、ムリしてでも叶えてくれそう…。



「悠ちゃん、大好き」

「ん~っ!!ユナが悪い。せっかく我慢してたのに」



我慢しなくていいよ?



今日は誰もいないし…。



悠ちゃんに触られるのは嫌いじゃないから。



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