こんなに好きなのにっ!!
やっぱり兄弟みたいに育ったからかな…。



不思議だ…。



「欲求不満なんじゃね?ってかエロ本見てたし」

「エロ本!?」

「って言ったら動揺すんのかと思って」

「す、するよ…。あたしなんか幼児体型だし…」

「まぁ、それはどう頑張ってもなんともなんねぇだろうな」



ひどいっ…。



って、エロ本のくだりは本当なのかウソなのかわからないんですけど…。



「もったいぶってねぇでヤらせてやれよ」

「そういう問題じゃないんです!!あたしがいくら悠ちゃんを好きだって言っても悠ちゃんには伝わんないんだもん…」



口にクリームをたくさん着けた風君。



それをペロッと舐めとってまたココアに夢中…。



「ユナが誘ってやれば?アイツ、ユナバカだからありえねぇくらい喜ぶだろうよ」

「誘うって!?」

「『悠ちゃん!!ラブホ行こう!!ふたりになりたくて、ユナ限界っ!!』って言えば済む。悠都金持ちだし」



風君に相談するんじゃなかったかも…。



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