こんなに好きなのにっ!!
だからそれまではバイトも頑張るし、勉強も頑張る。



誕生日が2月だから、車の免許は卒業するまでダメ。



「流星、ここなに言ってんのか意味わかんなかった」

「どれ~?」



授業でわからなくなったら流星に教えてもらう。



風都は流星のおかげで高校に行けたようなもんだし。



頼りになる頭のいい友達だ。



「夏川先輩っ!!」

「ん!?」

「少しいいですか…?」



そんな俺、1年に呼び出され、人気のない廊下。



これは久しぶりに告白される予感…。



「一目惚れしました…」

「ごめん、彼女いるか。違うな…彼女のことが好きだたか、だからごめん」

「想像通りの人ですね…」

「そう…?」

「当分あきらめません」



俺はユナ以外に靡く気なんか更々ない。



「モテますなぁ~、夏川先輩。特に後輩に」

「流星ほどじゃないんですけど~」

「ちゃんと断るよ?彼女いるからね」



流星もまだ彼女と続いている。



なんだかんだ、祥太郎以外は幸せそう。



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