こんなに好きなのにっ!!
次は悠ちゃんちに向かった。



両親ふたりはお店に出てていなくて。



「はい、風君にお土産!!」

「モッツァレラ…」

「試食、トマトと一緒に食べたらおいしかったよ」

「作れ、ユナ、作れ」



たまに子どもみたいな風君も、あたしの大事な幼なじみ。



意地悪ばっかりされてるけど、風君は風君なりにあたしを助けてくれるし。



「トマトないよ?」

「買ってこいよ。気ぃきかねぇヤツらだな」

「か、買ってくるの…?疲れてるんだけど…」

「悠都と行けばいいだろ」



なんだかんだ風君に甘い悠ちゃん。



お土産を持って外に出た。



ついでにお店におきに行っちゃおう。



「疲れてんのに人使い荒いよなぁ~…」

「悠ちゃんは優しいね」

「アイツのワガママは聞き慣れた…」



時間もあるしね。



手を繋ぎ、スーパーでトマトを買ってから悠ちゃんパパのお店。



連休は書き入れ時ってヤツですね~。



混んでます。



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