こんなに好きなのにっ!!
口から出かけた『悠ちゃん』を飲み込み、リオ君に笑顔を向けた。
「長谷川は部活なにに入ってんの?」
「調理部に入りたかったんだけどね、ないから調理同好会作ったよ」
「同好会って作れんの!?」
「うん、入る?」
「食いに行くよ」
なんだかリオ君とはこの合宿で急接近したかも。
癒しキャラってわけでもなく、一緒にいて楽しい。
初めて男の子に心を開いたかもしれない…。
合宿から帰ってきて、あたしがご飯を作りに行くと言っていた連休前…。
体育の時間はあまり好きではない。
運動オンチだからね。
それでも外へ出て、男子がサッカーをやってるグラウンドの周りをマラソン…。
「5周とかっ、ありえない!!」
「ハァハァハァ」
「キツいっ!!」
「もう…やだ…」
あたしと似た足の遅さのサナちゃんとダラダラ走っていた時だった。
『長谷川っ!!危ないっ!!』
その声と一緒に飛んできたのは白いサッカーボール。
「長谷川は部活なにに入ってんの?」
「調理部に入りたかったんだけどね、ないから調理同好会作ったよ」
「同好会って作れんの!?」
「うん、入る?」
「食いに行くよ」
なんだかリオ君とはこの合宿で急接近したかも。
癒しキャラってわけでもなく、一緒にいて楽しい。
初めて男の子に心を開いたかもしれない…。
合宿から帰ってきて、あたしがご飯を作りに行くと言っていた連休前…。
体育の時間はあまり好きではない。
運動オンチだからね。
それでも外へ出て、男子がサッカーをやってるグラウンドの周りをマラソン…。
「5周とかっ、ありえない!!」
「ハァハァハァ」
「キツいっ!!」
「もう…やだ…」
あたしと似た足の遅さのサナちゃんとダラダラ走っていた時だった。
『長谷川っ!!危ないっ!!』
その声と一緒に飛んできたのは白いサッカーボール。