こんなに好きなのにっ!!
次の日、朝から待ち合わせした駅へ急いだ。
休日にリオ君に会うのは初めてで。
私服姿だと学校で見るよりもカッコよく見える。
「ごめん!!遅れた?」
「5分早い」
「リオ君早すぎ~…」
「よし、どこ行く?」
水族館にでも行ってみようということになり、バスに乗ってやってきた。
入館料、あたしも出すけど…?
「カッコつけさせて」
「はい…」
「行こ!!」
やっぱりリオ君は包容力のある人だ…。
当たり前のように差し出された手に躊躇した。
だけどリオ君は手を引っ込めるわけでもなく、目を逸らさず。
自然に体が動いた。
あたしよりも大きな手を握り、魔法みたいだと心の中で思う。
繋いだ手から熱が体中に回る。
心がフワフワ浮いてるみたい…。
「長谷川!!見て!!俺好きなんだよな、フグ」
「小さくてカワイイ~!!パタパタ飛んでるみたい!!」
「長谷川に似てる」
「どこが!?なんかひどい!!」
「いつも必死じゃん。体育中の長谷川」
正直、楽しい…。
休日にリオ君に会うのは初めてで。
私服姿だと学校で見るよりもカッコよく見える。
「ごめん!!遅れた?」
「5分早い」
「リオ君早すぎ~…」
「よし、どこ行く?」
水族館にでも行ってみようということになり、バスに乗ってやってきた。
入館料、あたしも出すけど…?
「カッコつけさせて」
「はい…」
「行こ!!」
やっぱりリオ君は包容力のある人だ…。
当たり前のように差し出された手に躊躇した。
だけどリオ君は手を引っ込めるわけでもなく、目を逸らさず。
自然に体が動いた。
あたしよりも大きな手を握り、魔法みたいだと心の中で思う。
繋いだ手から熱が体中に回る。
心がフワフワ浮いてるみたい…。
「長谷川!!見て!!俺好きなんだよな、フグ」
「小さくてカワイイ~!!パタパタ飛んでるみたい!!」
「長谷川に似てる」
「どこが!?なんかひどい!!」
「いつも必死じゃん。体育中の長谷川」
正直、楽しい…。