こんなに好きなのにっ!!
バスケ部の中に混ざっていた倉市リオ。
確実に俺の闘志に火をつけてくれちゃった。
絶対負けたくなかった。
昔からスポーツは好きだったし。
いちばん好きだった野球はやめてしまったけど。
久しぶりに本気を出した。
『足速いっスね…。なんかやってたんスか?』
息を切らした倉市と初めて言葉を交わした瞬間だっ。
『ユナのことよろしくな』
そう言ってコイツらの仲をぐちゃぐちゃにしてやろうかとも思った。
さすがにユナの泣き顔を想像すると言えなかったけど…。
「根性ナシ」
「知ってる…」
「琴里ちゃんっていう彼女がいるくせに」
「矛盾してんだよな…」
「わかってんならどっちかにしとけ」
そりゃあもっともな話だ。
自分がやってる最低なこともちゃんとわかってる。
だけど今の俺に琴里は必要なんだ。
あいつといると…ユナを忘れられる気がするし。
「おぉ~、倉市ってサッカーうめぇ~」
「コケろ~…。恥ずかしいくらいのコケ方しちまえ~…」
「見苦しい…」
知ってます…。
確実に俺の闘志に火をつけてくれちゃった。
絶対負けたくなかった。
昔からスポーツは好きだったし。
いちばん好きだった野球はやめてしまったけど。
久しぶりに本気を出した。
『足速いっスね…。なんかやってたんスか?』
息を切らした倉市と初めて言葉を交わした瞬間だっ。
『ユナのことよろしくな』
そう言ってコイツらの仲をぐちゃぐちゃにしてやろうかとも思った。
さすがにユナの泣き顔を想像すると言えなかったけど…。
「根性ナシ」
「知ってる…」
「琴里ちゃんっていう彼女がいるくせに」
「矛盾してんだよな…」
「わかってんならどっちかにしとけ」
そりゃあもっともな話だ。
自分がやってる最低なこともちゃんとわかってる。
だけど今の俺に琴里は必要なんだ。
あいつといると…ユナを忘れられる気がするし。
「おぉ~、倉市ってサッカーうめぇ~」
「コケろ~…。恥ずかしいくらいのコケ方しちまえ~…」
「見苦しい…」
知ってます…。