こんなに好きなのにっ!!
泊まりの許可でももらおうかな…。



今日の今日でOKをくれるだろうか…。



「リオ君、おうちに電話するから黙っててね?」

「うん?」



ウソを着くのは心が痛い。



だけど一緒にいたいんだもん…。



「はい、長谷川です」

「あっ、ママ?あたし、今日友達の家に泊まっていい?」

「いいけど…ご迷惑にならないようにね?」

「わかった!!じゃあ明日帰るね!!」

「パパにはうまいこと言っとくからね~」



えっ、バレてるの?



その意味深な言葉はなに…?



「あっさりじゃね…?」

「あっさり…だったね…」

「んにゃぁ~!!買い物行くぞい!!」

「か、買い物!?」

「歯ブラシとかねぇもん」



一緒に買い物に出た。



少し大きめのショッピングモール。



「着るもの借りていい?」

「ユナにはデカすぎんじゃね?俺が買っちゃうもん」

「悪いからいいよ!!」

「大丈夫だ、ユナがメシ作ってくれてるから食費かなり浮いてる」



下着とかどうしよう…。



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