こんなに好きなのにっ!!
手を繋いで家に帰り、夜ご飯の準備。
尻尾を振ってる犬みたいにウキウキしてるリオ君。
そんなにもあたしのご飯を待ちわびてくれてるのかと思うと腕がなる。
昔から料理が好きで特技はこれくらいしかない。
「風呂掃除してくる~」
「頑張って」
「うん!!」
リオ君ってやっぱりカワイイ…。
お風呂の方からは鼻歌が聞こえ、自然とあたしも笑顔になっちゃう。
好きな人にご飯を作るって幸せかも…。
確か、料理を始めたきっかけは夏川兄弟にある。
あれはあたしと風君が幼稚園の時だった。
いつものように、あたしのワガママでおままごとに付き合わせていた。
『はい、どうぞ』
『ドロじゃん。俺食えない』
あのころにはすでに生意気だった風君がドロ団子をポイッと投げた。
それはあたしが一生懸命作ったドロ団子。
『風都!!ユナ泣かせんなよ!!』
『だって食えないじゃん。悠都は食えんの?オヤツ食べたい』
『ユナが作ったものならなんでも食える!!』
あの悠ちゃんの言葉で、あたしは料理を始めた。
尻尾を振ってる犬みたいにウキウキしてるリオ君。
そんなにもあたしのご飯を待ちわびてくれてるのかと思うと腕がなる。
昔から料理が好きで特技はこれくらいしかない。
「風呂掃除してくる~」
「頑張って」
「うん!!」
リオ君ってやっぱりカワイイ…。
お風呂の方からは鼻歌が聞こえ、自然とあたしも笑顔になっちゃう。
好きな人にご飯を作るって幸せかも…。
確か、料理を始めたきっかけは夏川兄弟にある。
あれはあたしと風君が幼稚園の時だった。
いつものように、あたしのワガママでおままごとに付き合わせていた。
『はい、どうぞ』
『ドロじゃん。俺食えない』
あのころにはすでに生意気だった風君がドロ団子をポイッと投げた。
それはあたしが一生懸命作ったドロ団子。
『風都!!ユナ泣かせんなよ!!』
『だって食えないじゃん。悠都は食えんの?オヤツ食べたい』
『ユナが作ったものならなんでも食える!!』
あの悠ちゃんの言葉で、あたしは料理を始めた。