親友だったキミに恋した
ベッドの上に座ってから、私は駿の事を話し始めた。





「だから…不安なの……」





他の男の子にはこんな恥ずかしいこと…言えない。






「あのさ、俺…思うんだけどさ‥飽きたんじゃね?杏が」







ストレートに言う旭







いつだってそうだった。





お世話も良いことだけも言わない。






だけど







さすがに今のは、傷つくよ……。






「ハハハ…そっか……」







旭の言葉を言い流し、違う話題にうつった。






でも、その時の旭の顔は……いつもより冴えない表情で、私の話を聞いてくれた。
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