親友だったキミに恋した
ブロック塀に寄りかかり、小さくため息をついた旭の表情が



悲しすぎて



まともに見ることが出来ない…





私のせいだよね‥





「あさ……「杏…大丈夫?」






――――ドクン





どうして私の心配をするの?


被害にあったのは、




旭なんだよ?





「杏はさ、いつも無茶ぶるだろ?…心配なんだよ?」





旭は俯いていた顔をちょっと上げて、微笑みかけた。





片方の頬が赤く、






うっすらとした血が流れている。
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