親友だったキミに恋した
抱き締めていてくれた腕の力が強まって、


よりいっそうと




期待が膨らんでしまう。






「旭………私も」








愛してるよ







旭のYシャツにしみる、香水の甘い香りが、安心感をくれた。





旭の香り





旭だから




好きな香り





ブロック塀に



もたれたまま抱きしめてくれる旭





ダメだ




ホントに期待しちゃう






甘い香りに




惑わされたの?






心臓の音が




止まらない





こんなにドキドキしたの





初めてかもしれない
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