親友だったキミに恋した
昨日、杏の部屋で寝たとき


心地良かったし…



楽でいられた




近づく女は


大概 体目当てが多く、


女の部屋は嫌いだったのに




杏とはそんなのは一切




有り得ない関係で





安心していたのかもな……






「あのさ」





「うん」






「嘘でも良いからさ」








「愛してる……って、言ってよ…」








愛してるって?



俺が?





「あん………「ゴメン、スルーして良いから……」






スルーなんて





出来ない







俺は






杏が





好きなんだ。







その好きが



友情としてか


恋愛としてかはわからないが、
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