親友だったキミに恋した


―――グイッ




「わぁ!!」





後ろから腕を捕まれて、口も塞がれた





誰よ!?






「んん!」






「杏、静かに…」






耳元で囁かれた声は






誰よりも優しく







誰よりも大好きな





旭の声








眠気がくる






甘い香りは






旭しかいない









そのまま連れてこられたのは、旭と私の家付近






「旭!どうして止めちゃうの?!」






「あいつ等は放っておけ」





え……?




旭は、美亜ちゃんのこと



どうでもいいの?
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