親友だったキミに恋した
「私、帰るね」





「え…待てよ」





「旭は…旭はずーっと、美亜ちゃんを想っていてあげればいいじゃん!!」




「杏!!!!」







悔しい




美亜ちゃんが羨ましい






2人の男の子に








好かれてるんだもん。







旭に捕まれた手が







私の自由を奪ってしまう気がした。






離して




離して






私を






放っておいて………







「旭……」





「本当は、ショックなんじゃねぇの?」





「何が?」






「野崎先輩のこと」
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