ただ好きなだけ
それから、山岸の卒業後
「先せ……じゃなくて、涼介っ!
早く起きて!
ご飯出来たよ!」
「ん……あぁ」
山岸が卒業してから、俺は山岸の親御さんに挨拶をし、一緒に暮らす事を認めてもらった
「私、今日は1限目からだから、もう行くね」
「おぉ」
「じゃ、戸締まりよろしくね!
いってきまーす」
「いってらっしゃい」
山岸は今、教師を目指して大学に行っている
いつか、俺と同じ学校で教師をしたいらしい
「って、俺も早く行かなきゃ遅刻じゃんっ!」
俺は急いで用意して、ちゃんと戸締まりをして、家を出た
あの時の河野先生の言葉のお陰で今、幸せだ
本当に、山岸……じゃなくて、莉菜の事諦めなくてよかった
俺は、これからもずっと……
莉菜の事が……大好きだっ!!
って、恥ずかしーっ////
END