完結【イケメン双子・容姿端麗な幼なじみ】愛~eternity~
‐放課後‐
「送ってくれてありがと♪…お家寄って…行かないよね?」
「うん、また明日な☆」
4人で遊んだ後、いつものようにあすかを家の前まで送ると、陸斗は笑顔で去っていった。
「…ッ陸斗!」
「…何?」
去っていく陸斗を呼び止めると、陸斗は不思議そうに振り向いた。
「…私と付き合わない?」
「(笑)はぁ?あすか、俺の事好きじゃねーじゃん。」
少しの沈黙の後のあすかの言葉に、陸斗は思わず笑いながら言った。
「…えっ?」
「最初は俺の事落とすって軽い気持ちで、俺に近寄ってきたっしょ?
だから本当は相手にするつもりなかったんだけど、仲良くなっていく内に、あすかが良い奴だって分かったから…
今は友達でいたいって思うよ☆」
あすかが最初、自分に近づいてきた時点で、薄々気づいていた陸斗だが、今はあすかを友達として大切に思っていた。
陸斗は笑顔でそれだけ伝えると、その場を立ち去ろうとした。