完結【イケメン双子・容姿端麗な幼なじみ】愛~eternity~
「ッ…俺に瑛奈を想う資格なんてないんだよ…」
「資格って誰が決めたんだよ?!
…陸斗が瑛奈の傍にいなくて、誰がいてやるんだよ?」
「…ッ俺だって悩んだよ。ッ海斗に何が分かる?!
…俺が傍にいたくても
…もう瑛奈にとって俺は必要じゃないんだよ!!!」
「ッあぁ、お前の気持ちなんか分かるかよ…
分かってたまるか!!!
…ッ瑛奈の方がもっと悩んで…辛い思いしてんだッ」
俯きながら投げやりに話す陸斗に、海斗は胸ぐらを掴んで力強く言った。
「ッな…何で海斗が泣いてんだよ…?」
「……〇〇病院の305号室に行け。
それでも、気持ちが変わらないんだったら…
もう二度とお前に瑛奈は渡さない。」
瞳から流れ落ちる涙に気づいた陸斗は驚くと、海斗は瑛奈の病室だけ教え、部屋を後にした。
「…(〇〇病院の305号室?)…そこに何があるってゆうんだよ…」
海斗が部屋を出ていった後、陸斗は海斗の涙と言葉の意味を考えていた。