完結【イケメン双子・容姿端麗な幼なじみ】愛~eternity~
“バンッバンッ”
「…ハァハァ。」
「陸斗!!今日はもうこの辺でいいぞ!」
陸斗は最近、キックボクシングに通い始め、週に3・4回は何かを吹っ切るように、がむしゃらにキックボクシングに打ち込んでいた。
“バンッバンッ”
「ハァハァ…。」
「陸斗!!その辺にしとけって!」
トレーナーが肩を叩くと、陸斗はようやく気がついた。
「あっトレーナー。」
「…もう今日はこの辺にしとけ。」
「…はい。」
トレーナーの言葉がなかったら、陸斗は永遠にサンドバックを叩き続けそうな勢いだった。
「でも、陸斗やっぱりお前、才能あるよ!何か他にやってたのか?」
「小学生の時は空手やってたんですよ☆」
小学校6年間やっていた空手をやめて、キックボクシングを始めた陸斗の気持ちは誰にも分からなかった。