身長なんて気にしないっ!!
恋の発端
恋の発端・・・?
あれは確か1年生の3学期だったような。
瑠衣の席の後ろが林になった時だったと思う。
その時まで存在もほとんど知らなかった。
ただ同じクラスメイトだったって言うだけ。
特に何もない授業中、
大嫌いな社会だったので先生の話を
聞く気にもならなかったから
ふと瑠衣のほうを見つめていた。
授業を聞いてるときの瑠衣は
生意気な性格からは想像もつかないほど
真剣だった。
瑠衣はクラスのトップ3に入るくらい頭がいい。
その脳みそを少し分けてくれよー!!
私は悪くはないけど普通の成績だし。
まぁ、授業を聞いてないから良くはないけどね。
なんて考えてたら、
「先生ちょっと職員室に忘れ物とってくるから自習しててー」
なんて言って教室を出て行った。