身長なんて気にしないっ!!
急いで社会の教科書を取り出して
76pを必死に探してる私を
クラスのみんなはおもしろそうに
眺めている。
こんなときに限って76pが
見つかんないよー!!
先生の目は光ってるしー。
一通り読み終えると冷や汗がだらだら。
教室についてるストーブが
余計に私の体温を増した。
なんとか落ち着いて瑠衣のほうに目をやると
珍しく目が合った。
珍しい。本当に珍しい。
授業中に目が合うことなんてないのに。
でもね・・・。
瑠衣、完全に私を馬鹿にしたように笑ってるよね??
また瑠衣に馬鹿にされたー!!
うわぁー。もうー最悪だよー。
わ・ら・う・な!!
私が口パクでそう言うと
瑠衣は鼻で笑って授業に戻った。
あぁー!!!
ムカツクー!!!