《完》見つめて! SILVER☆EYES ~狼クンはイケメン転校生~
「かまわない。
小桃の美しい命が目の前で
消えるのは忍びなかった
だけのこと」
「ハ、ハイ」
あたしが返事すると、
玖狼様はフフッと笑いつつ
目線を銀に動かした。
「銀――そなたもご苦労だった。
姫の護衛、しっかりと
務めてくれたようだね」
「はい」
「私が眠りにつく以前より
銀の霊力が増しているのが
わかるよ。
そなたにも、これはよい
試練となったようだ――…」
そう話す玖狼様の顔から
フッと笑みが消える。
_
小桃の美しい命が目の前で
消えるのは忍びなかった
だけのこと」
「ハ、ハイ」
あたしが返事すると、
玖狼様はフフッと笑いつつ
目線を銀に動かした。
「銀――そなたもご苦労だった。
姫の護衛、しっかりと
務めてくれたようだね」
「はい」
「私が眠りにつく以前より
銀の霊力が増しているのが
わかるよ。
そなたにも、これはよい
試練となったようだ――…」
そう話す玖狼様の顔から
フッと笑みが消える。
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