《完》見つめて! SILVER☆EYES ~狼クンはイケメン転校生~
制服姿に学生カバンを
持った銀が、あたしと同じ
ようにテクテクと道を歩いてる。

なんだかすごく不思議な
気分だった。



「―――どうした?」



あたしがボーッと見てる
視線に気づいて、銀が首を
かしげる。



「ううん。なんか夢みたい
だなぁと思って」



銀と別れてからの一週間
以上、ホントに寂しくて
『やっぱりもう会えないんじゃ』
なんて不安になったりもした。



それが、何の前触れもなく
いきなり現れて――
今では生徒の姿で隣を
歩いてるんだもん。


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