《完》見つめて! SILVER☆EYES ~狼クンはイケメン転校生~
「家は近い。小桃と同じ街だ」



「へぇー、そうなんだぁ。

マジですごい偶然だね〜」



「ア、アハッ、
ホントだよねっ」



愛想笑いでごまかして、
あたしはそそくさと自分の
席につこうとしたんだけど。



……その時、耳の痛くなる
ような大きな音をたてて、
教室の後ろのドアが開いた。



(え、な、なに………!?)



みんなの視線が一斉に
そこに集中する。

何人かはビクッと背中を
強張らせたり、小さく
叫び声をあげたりもしてた。


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