原石のシンデレラ
「雪詩さん、大丈夫ですかッッ?」

「は、はひ…」

「木崎、お水を持って来て下さい」


参ったなぁ…。
こんな恥ずかしい姿を、炉惟に見られるなんて。


「慌てなくても良かったのに」

少々、困り果てたように苦笑いをする炉惟に、雪詩は益々恥ずかしくなった。
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