原石のシンデレラ
揺れる想い
「お、お兄ちゃん!?――」
目をパチクリさせる雪詩の表情を見て、冬真は可笑しそうに口元を緩めた。
「おはよう。雪詩」
「お、おはよう……」
モゴモゴと口ごもり、コソッ…と、お布団に潜った。
「コラ、潜るの禁止」
ガバッと剥ぎ取られたお布団を、まるで大事な玩具を取られたように「アッ!」と声を上げた。
目をパチクリさせる雪詩の表情を見て、冬真は可笑しそうに口元を緩めた。
「おはよう。雪詩」
「お、おはよう……」
モゴモゴと口ごもり、コソッ…と、お布団に潜った。
「コラ、潜るの禁止」
ガバッと剥ぎ取られたお布団を、まるで大事な玩具を取られたように「アッ!」と声を上げた。