原石のシンデレラ
「……じぃや。僕は、もう雪詩さんに会わないと決めたんだ。」


「――本当に……それで良いんですか。坊ちゃまは、後悔しないと言い切れますか?」


『後悔』と言う言葉が、炉惟の心にチクリ。チクリ。と突き刺さっていくようだった――。

< 176 / 197 >

この作品をシェア

pagetop