原石のシンデレラ
――――――
―――
僕は飛行機に乗る為に、空港に来ていた。
「坊ちゃま、お気をつけて。」
お父様と、お母様は、急な仕事の会議に出席する為に、見送りには行けない……と、前日に本人達から聞いていたものの、正直寂しかった。
その代わり見送りには、じぃやの姿があったが、珍しくエリーゼの姿は見えなかった――。
「……エリーゼは、来ていないんですね」
「えぇ……。」
【―――ニューヨーク行きの国際便は……1ゲートの……。】
アナウンスが空港内に流れ始めたので、炉惟が歩き出した途端だった―――。
「ロイっ!」
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僕は飛行機に乗る為に、空港に来ていた。
「坊ちゃま、お気をつけて。」
お父様と、お母様は、急な仕事の会議に出席する為に、見送りには行けない……と、前日に本人達から聞いていたものの、正直寂しかった。
その代わり見送りには、じぃやの姿があったが、珍しくエリーゼの姿は見えなかった――。
「……エリーゼは、来ていないんですね」
「えぇ……。」
【―――ニューヨーク行きの国際便は……1ゲートの……。】
アナウンスが空港内に流れ始めたので、炉惟が歩き出した途端だった―――。
「ロイっ!」