原石のシンデレラ
「ーまぁ、可愛らしいドレスですね。雪詩様にピッタリですわ…さぁ、此処に座って下さい。ヘア・アレンジとメイクをさせて頂きますので。」
私が腰掛けた椅子の前には、大きな鏡の付いたお洒落なドレッサーが置いてある。
メイドが私の髪の毛を優しく、とかしながらポツリと呟く。
「…炉惟坊ちゃまが、あんなに嬉しそうに笑顔を見せるのは、私は初めて見ました…雪詩様のお陰ですね」
……そう言えば、じぃやも車の中で、メイドさんと似たようなことを言ってたような気がする。
私が腰掛けた椅子の前には、大きな鏡の付いたお洒落なドレッサーが置いてある。
メイドが私の髪の毛を優しく、とかしながらポツリと呟く。
「…炉惟坊ちゃまが、あんなに嬉しそうに笑顔を見せるのは、私は初めて見ました…雪詩様のお陰ですね」
……そう言えば、じぃやも車の中で、メイドさんと似たようなことを言ってたような気がする。