原石のシンデレラ
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私のアパートの前まで運転手さんが送ってくれたので助かった。


「……今日は、ありがとうございました」

ペコリと会釈をすると、じぃやがニコリと微笑みかけてくれた。


「雪詩様…お身体に、お気をつけて下さい」

「ーはい、それでは…お休みなさい」


すると車は、じぃやを乗せて静かに発進して行ったのを見送った後、私は鍵を開けて自分の部屋へと入って行った…。




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「雪詩様は、大変ご苦労されてると見受けられたましたな……。可哀想に。両親も亡くされて……あんな所で、1人ぼっちで」

じぃやは瞳を潤ませて呟いた。
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