あたしの恋愛




私はリアルを見直した。

そこにはなにも伝わらないただの文字が並んでいた。



私は自分の幸せしか考えられない自分勝手な女。

彼が別れたいなら彼の意見を尊重してあげたいと思った。



けど声が聞きたかった。
ずっと話してないから。

最後も自分がかわいくて無理を言って困らせたんだ。



『別れたいんでしょ?なら最後ぐらい我慢してちゃんと自分の口から言ったら。』



数十分後電話がなった。
ディスプレイには彼の名前。


「はい。もしもし。」

私は今まで聞かせたことのないような冷たく低い声で電話にでた。


『………別れてください。』


彼は私とは違った低い声で言った。

「うん」

私は即答。


『…んじゃ』

「んじゃ」

最後の言葉も即答だった。


嫌いじゃない。
大好き。



でもこんな自分勝手な女嫌いになってほしい。




そう考えて出た結果がこれだった。







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