残りわずかなのに...



「...ん...」



自分に意識が戻ってきた。


「あ、あれ...?」




目を開けると
目の前には、青空が広がっていた。



「あ...あたし...」

「やっと気づいたか」

「え...?」



声がするほうを向く。




そこには



黒いフードを被った
転校生が居た。


「...どうしてここに?」

「忘れたのか?」

「は?...」

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