残りわずかなのに...
あたしは、さっきあった事を
思い出そうとした。
転校生を学校案内して...
最後の案内場所の
屋上に来て...
扉を開けた途端
強い突風に体が負けて...
倒れそうになった体を
転校生が支えて...
そのとき
首筋に激痛が走って...
激痛...?
「あっ!!」
あたしは思わず
首筋を確かめた。
「思い出したか」
首筋には
ちょっとした傷があるのを
触ってわかった。
しかも、2つ...