残りわずかなのに...


「あ!そういえば」

「なに?」

「今日転校生来るって♪」

「転校生?」

「あれ?亜美、聞いてないの?」

「うん...」



初耳だった。



クラス委員なのに



全然知らなかった。




でも、この転校生が



あたしの人生を半分



狂わすなんて


このときは



知りもしなかった。
< 8 / 40 >

この作品をシェア

pagetop