続 ・ 秘密の恋愛レッスン


「とにかく座ったら?」



私の腕をぐっと引っ張って
椅子に座らせた。




私の太ももをすーっと撫でた。

キモいキモい・・・

私はヤツの太い腕をぎゅっと掴んだ。




「お客様に暴力?
 だめだよぉそんなことしちゃあ」




やだやだやだ!!

目を固く瞑って耐えた。




「ちょっと、誰の女に手ぇ出してんの?」




声が聞こえたあと、
男の動きが止まった。

この声は・・・
和弥?

瞑ってた目をそっと開けたら、
和弥が男の手を掴みあげていた。








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