blue tears love ~僕等の秘密~
あの事さえおきなければ…僕だって…


でも、今では地団太さえ踏めなくなった僕の足…


悔しい気持ちももう持てないのだ…


でも、もう僕にはそんな気持ちも持とうとも思わないし、涙も出ない…はず


3年前の感情とはちょっと違う。


それは あきらめ という言葉を僕が十分すぎるほど体験して理解できるようになったから…


「同じ眼だな…」


突然爺ちゃんの声にハッとした。


「な、何?」


「お前と同じ眼してるな。強くて、真っ直ぐで、さみしそうで…」


そこには自動販売機の前で撮った彼女がいた。


「同じか…」


写真を見つめているとまたあの不思議な感覚がよみがえってきた。



仲間…なのかもな…


そんなことを思っていた時、携帯の着信音が勢いよくなった。
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