blue tears love ~僕等の秘密~
「どうしたんだよ」
「ほっといて…」
倉庫の裏から男女の言い争う声が聞こえた。手の甲で急いで目のまわりを拭う。
「どうしてみんなと一緒にやれないんだよ。学園祭だって高校生活の思い出になるんだぞ…」
「思い出?そんなものいらない。それにみんなって何?私は私。やりたくないものはやらない」
「どうしたんだよ。前はこんなんじゃなかったじゃないか…」
「どうした。どうしたばっかり。私はどうしてもない。ただ…」
「ただ?じゃぁ、ルカは何をしたいんだよ」
「言ったら聞いてくれる…水族館に行きたい。和樹と一緒に…今から…」
「なんだよ、今からなんて無理に決まってるだろ…。それに学校では先生ってう呼べって言ってるだろ…」
「ほら、やっぱりだめなんでしょ。私の言うことなんて…」
「だめなんて言ってない、ただ…」
携帯の着信音が鳴った。
「それ、原先生からの呼び出しでしょ。出ないで、お願いだから…」
「…もしもし…うん、大丈夫…ちょっとな…すぐ行くよ」
「ルカ…皆も心配している…一緒に戻ろう…」
「もういいです、川崎 せ・ん・せ・い」
彼女の声はだんだん大きく、そして涙声になって聞こえてくる。
「どうせ私のことなんかどうでもいいんじゃない。和樹は原先生の方が大切なんでしょ。もう、行ってよ…」
「ルカ…待ってるからな…」
川崎先生は彼女だけを残し校舎へ向かって行った。
「ばーか、待ってるわけないくせに」
…ルカ…川崎先生…って…
まさか 僕はそっと倉庫わきから顔を出した。
「ほっといて…」
倉庫の裏から男女の言い争う声が聞こえた。手の甲で急いで目のまわりを拭う。
「どうしてみんなと一緒にやれないんだよ。学園祭だって高校生活の思い出になるんだぞ…」
「思い出?そんなものいらない。それにみんなって何?私は私。やりたくないものはやらない」
「どうしたんだよ。前はこんなんじゃなかったじゃないか…」
「どうした。どうしたばっかり。私はどうしてもない。ただ…」
「ただ?じゃぁ、ルカは何をしたいんだよ」
「言ったら聞いてくれる…水族館に行きたい。和樹と一緒に…今から…」
「なんだよ、今からなんて無理に決まってるだろ…。それに学校では先生ってう呼べって言ってるだろ…」
「ほら、やっぱりだめなんでしょ。私の言うことなんて…」
「だめなんて言ってない、ただ…」
携帯の着信音が鳴った。
「それ、原先生からの呼び出しでしょ。出ないで、お願いだから…」
「…もしもし…うん、大丈夫…ちょっとな…すぐ行くよ」
「ルカ…皆も心配している…一緒に戻ろう…」
「もういいです、川崎 せ・ん・せ・い」
彼女の声はだんだん大きく、そして涙声になって聞こえてくる。
「どうせ私のことなんかどうでもいいんじゃない。和樹は原先生の方が大切なんでしょ。もう、行ってよ…」
「ルカ…待ってるからな…」
川崎先生は彼女だけを残し校舎へ向かって行った。
「ばーか、待ってるわけないくせに」
…ルカ…川崎先生…って…
まさか 僕はそっと倉庫わきから顔を出した。