私が私の王子様!?
私だって。
私だって・・・裕也のこと・・・



「・・・裕也に負けないくらい、裕也のことが好きなのっ・・・」
「っ//////」



―――ぎゅっ



「裕也ぁっ・・・」
「もう泣かないでくれ・・・俺もお前を・・・好きだからっ・・・」
「うんっ、うんっ」
「俺を抱いてるって、変なカンジだなっ・・・」



裕也は、小さく笑ってそう言った。



「あははっ、そうだねぇ」
「また、さ」
「ん?」
「戻れたら・・・絶対、いっぱい抱いてやるし、キスもするからよ」
「ぇえ/////」
「覚悟してろ?」
「拒否権は?」
「ナシ」



あはははっ、って、二人で笑う。
大好き、大好きだよ。
裕也になら、ね
何されても良いと思っちゃうよ。



「有難う、大好き」
「ぇ?」
「なんでもなーいっっ」
「なんだよっ??」



私が私の王子様なのは
誰にも秘密なんです

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