気まぐれ探偵はお嫌いですか?
招待状
「凱、いますか?」


あれから数日経って私は、チョコレートを手に凱の家を訪れるのが日課になっていた。


「いるよ。今日のチョコレートは何?」


「板チョコです。」


「板チョコか。良いね。さあ、上がって。」


凱に言われ、家に上がると凱のテレビが珍しくついている事に気づいた。


凱は、テレビをあまり見ない。


チョコレートを食べながらソファーでゴロゴロしている事が多いからだ。


「珍しいですね。テレビを見てるなんて。」


「ときわは、宇宙人を信じるかい?」
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